ブシドー
◆ブシドー
異国の鎧に身を包み、
太刀を提げた男が酒場の壁を背に佇んでいる。
あの風体、身のこなし・・・
ひょっとすると噂に聞く異国の剣士かもしれない。
君は異国の剣士に話しかけてもいいし、
他をあたることにしてもいい。
男は旅の途中で魔物に襲われ仲間を失い、
ただ一人でここラガードまで辿りついたと語った。
腰に提げている太刀は、その仲間から託されたものだという。
「"道"半ばにして果てることが、
俺たちブシドーにとってどれほどの無念か・・・。
俺はあいつのためにも、己の命を賭して"道"に挑まねばならん」
君が世界樹の迷宮に挑戦しようとしていることを知ると、
男の瞳に光が宿った。
「死と隣合わせの樹海の中こそ、俺が求める"道"があるのかも知れぬ。
死に損ないの俺でよければ、ぜひ連れて行ってくれ」
異国の剣術がどれほどのものか確かめたいというのなら、
彼を仲間に加えることも出来る。
何を言っているのかわからないというのなら
他をあたったほうが良さそうだ。