ガンナー
◆ガンナー
腰に奇妙な筒のようなものを下げた
女の子が酒場の片隅に座っていた。
女の子は、君の視線が筒に注がれているのに
気づいたらしく、顔を上げた。
あどけない外見に反して、
その眼差しは君を射抜くように鋭い。
奇妙な筒と女の子が気になるのなら
声をかけてみてもいいし、他をあたってみてもいい。
「見たところ、あなたも冒険者ね。
これは、"銃"よ。
あの樹海には、力任せじゃ通用しない敵がいる。
そんな時は、あたし達ガンナーの出番。
どんな敵が出てきても、この"銃"さえあれば・・・。
そのために厳しい修行にだって耐えてきたんだもの」
そう言うと、彼女は"銃"をベルトから抜き、固く握り締めた。
「でもね、ガンナーは一人じゃ戦えない。
"銃"を使うには時間がかかるの。
一緒に戦ってくれる仲間が必要ってわけ」
君は彼女を仲間に加えてもいいし、
関わり合いになりたくないというのならここを立ち去ってもいい。